平安時代、淳和天皇皇女・崇子内親王が、当時は不治の病として恐れられていた「疱瘡」(現在の天然痘)をお患いになられたおり、春日神社にご快復をご祈願されたところ、春日大神様は内親王の身代わりとして、御神前にあった石に疱瘡をお移しになり、内親王がご快復されたと伝えられ、以来「疱瘡石」と呼ばれ、病気平癒・災難厄除のご利益があり、歴代天皇・皇族方も大変御信仰されてまいりました。

その霊石「疱瘡石」を毎月、一日、十一日、十五日の三箇日のみ、本殿中門(ちゅうもん)に安置、公開いたしております。

ぜひ、皆様も「疱瘡石」を間近に拝され、春日大神樣の御神徳と疱瘡石の御利益を頂かれます事を祈念申し上げます。

疱瘡石